名古屋市中川区若山町の矯正・審美・予防歯科 歯周病・インプラント・顎関節症
歯科院・南荒子の森
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過日、一部の報道で歯周病治療薬剤(薬名:ペリオクリン、ぺリオフィール)の患者さんへの使い回ししている件が示されました。
当院では、患者さん1人、1人にディスポーザブルシリンジ(使い捨ての注入器と滅菌ノズル)を使用し、感染防止に努めております。
どうぞご安心して、歯周病治療をお続けください。
院長   

世界保健機構(WHO)によれば、世界人口の10〜15%もしくは6〜9億人が重篤な歯周病(歯肉炎)にかかっていると言われています。※1

重篤な歯周病(歯肉炎)と深刻な健康障害との関連性を指摘する研究結果が、近年数多く発表されています。しかしながら歯周病が全身の健康ならびにクオリティオブライフに与える影響について、マスコミ、各国政府、医療専門家の方々も含めて、あまり知られていないようです。
※1.世界保健機構 Global Oral Health Date Bankジュネーブ:WHO,2002年


喫煙者は、喫煙未経験者の4倍の確立で歯周病にかかりやすいと研究結果で報告されています。

歯周病とは?※2

歯周病は、歯茎および歯槽骨が細菌に浸される慢性の細菌感染症です。主に細菌バイオフィルム(歯垢)が歯の全表面に蓄積することで発生し、歯を支える組織で炎症が起こります。放置していると、歯槽骨が破壊され歯が抜けてしまいます。
歯肉炎は、最も軽い歯周病です。歯肉炎になると、歯茎が赤く腫れ、出血しやすくなります。痛みはほとんどありません。専門科の処置を受け、口腔内を清潔にしておけば治癒します。
歯周炎は、進行した状態の歯周病です。歯を支える硬軟両組織が炎症を起こし、付着喪失が進行し、歯槽骨が破壊されてしまいます。歯周ポケットの発生や歯茎の後退も起こります。
※2.出典:American Academy of Periodontologyのホームページ "What's are periodontal(gum)Diseases?"

歯の喪失の原因※3

虫歯が15〜24歳までの歯の喪失の主たる原因であるのですが、全体としてみると実は歯周病が歯の喪失の主たる原因なのです。
※3.出展:Pelton Study

歯周病と深刻な健康障害

最近の研究で口腔細菌が血流内に入り込み体内をめぐることが明らかになってきました。サイトカインの生成を含む口腔細菌に対する身体の反応は、心臓疾患、糖尿病の悪化、肺炎やその他の呼吸器系疾患、脳卒中、さらに低体重児早産など深刻な全身疾患を引き起こす危険因子が高いということが、近年の研究結果で報告されています。


歯周炎、つまり重篤な歯周病にかかっている妊婦の場合、低体重児早産の危険性が通常の7倍に達する可能性があります。

中度から重度の歯周炎が全身へ及ぼしうる影響※4

※4.倍率のデータは、「Proceedingss of The Periodontal-Sysremic Connection:
A State-of-the-Science Symposium」(Ann.Perio 2001)に掲載の記事より引用。


重篤な歯周病(歯周炎)が糖尿病を悪化させる重要な危険因子であると発表されています。

1. 歯周病ってどんな病気?
2. 歯周病はどうしてなるの?
3. 歯周病はどのように進行していくの?
4. 歯周病の治療はどのように行われるの?
5. 歯周病が全身に及ぼす影響とは?
6. 歯周病の治療が終わった後は?




歯を支える歯肉や歯槽骨の組織をじわじわと破壊する歯周病は「静かなる病気」といわれるほど気がつきにくい病気です。気がついた時には意外に進行しているケースが多く、成人の歯の抜ける原因として歯周病によるものが増えています。
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口の中は細菌がいっぱいです。歯磨きが正しく行われず、食べカスが残っていると細菌はこれをエサにし増殖しプラークと呼ばれる菌塊をつくります。このプラークが歯肉や歯を支える歯槽骨、セメント質、歯根膜などに炎症を起こします。

この細菌因子に喫煙などの環境因子、病気(糖尿病など)、噛み合わせなどがからみあって悪化します。

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なぜ?答えは痛くないからです。
初期の段階であれば歯磨きでプラークを取り除き、歯科医師や歯科衛生士に歯石を除去してもらうことで治っていきます。

しかし放置するとポケットはますます深くなり、歯を支える歯槽骨が溶け始め歯周病となります。炎症が歯槽骨に達した段階でも痛みを感じないのがほとんどで、気がつくと歯槽骨の破壊が進んで歯がグラグラということもあります。
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まず、綿密な診察を行って病気の実態を調べ、原因を明確にした後、治療に移ります。治療の内容は症状や進行の程度により決められますが、通常次のような治療が行われます。

1. プラークコントロール
(歯の周りに付着したプラークを取り除く)
2. 歯周ポケット内の歯石等の除去
3. 歯周外科手術(重度の場合)
4. 動揺歯(ぐらぐら動く歯の固定、鍵をにぎっている歯の固定、 噛み合わせバランスを考えた歯並びの構成)
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最近になってプラークの病原性細菌は口の中で悪さを働くばかりでなく、増えてくるとだ液や血液の中に入り込んで体のあちこちに飛び火し、全身に深刻な影響を及ぼしかねないことが分かってきました。

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再発の防止や進行の予防には生活習慣の改善が
重要です。
歯科医師、歯科衛生士から受けた指導や注意を守って再発を防ぎましょう。

歯周病は必ず再発するということを忘れないで下さい。

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正しいブラッシングと歯周病にかかりにくい生活習慣を心がけることで病気は予防できます。
また、早期発見、早期治療により進行を止めることもできます。
いつまでもきれいな歯と歯ぐきで、美味しい物をおいしく食べ、健康で楽しい人生を送るため定期的に歯科医院を受診しましょう。
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患者様の症例
Aさん 48歳

<症状 (訴え)>
最初は「左上の歯が冷たい物にしみる」という程度のものでした。
デジタルでレントゲン写真を撮影してみると大変でした。歯を支えているはずの歯槽骨がかなり溶けていることが分かりました。
特に割れていた左上の歯は抜歯しました。その他は大分揺れている状態でしたが、本人は殆ど気付いていません。歯周病によくない喫煙も1日20〜30本吸っていました。

<処置>
早速、本人のブラッシングの問題点をお話し、初期的な歯肉の中の歯石を4回に分けて取り除き、その後、さらに精密検査語歯肉形成へと移っていこうとしています。
歯が動いて揺れている部分は前後の歯とつなげて動かないように固定していきます。

<院長の所感>
何気なく来院されたと思いますが、デジタルレントゲンで確認すると大変な状態になっていました。
患者様はそんなに不自由していないように見えますが、原因を取り除きながら咬み合わせを治すことだと思います。

 
デジタルレントゲンで見た患者様の歯です。
赤の矢印は歯槽骨がひどくとけてしまった部分を写し出しています。

現在も治療中ですが、少しずつ歯肉を整形するように、そして骨になるものを填加したりします。
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